小樽観光で真っ先に紹介したいのが「小樽運河」です。
小樽運河の歴史、魅力的な周辺観光スポットにグルメ、風光明媚なクルーズ、さらには、2023年は、小樽運河竣工100周年であり、年間通して様々なイベントが開催されます。小樽運河は小樽観光に絶対に外せません。
本記事を参考にして、素敵な旅の思い出作りの計画を立てましょう。
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小樽運河の歴史
小樽運河は、北海道の西海岸のほぼ中央、後志地方の東側に位置する小樽市にある運河です。
小樽運河は、明治時代の後期から大正時代にかけて、北海道の物流拠点である港町として小樽は発展し貨物輸送や物流の重要な役割を果たしていました。
当時、大量の荷物をさばくことができる港湾施設に、さまざまな課題があったことから、1892年頃より、小樽運河計画の提案や準備が開始され、1914年(大正3)年に「埋め立て(運河)方式」での着工が始まりました。
1923年(大正12)年に竣工(完成)し、小樽運河は貨物輸送や物流の中心として機能し、経済発展に大きな役割を果たしました。
その後、貨物輸送の変化と都市の発展が要因となり、昭和40年代に、道路開発計画が浮上し、小樽運河の一部が埋め立てられることとなりました。
しかし、1960年代から1970年代にかけて、小樽市内の一部住民や環境保護団体が、運河の埋め立てに反対する声を上げました。
この反対運動は、小樽運河を歴史的な景観や文化遺産として保存しようとする意識や環境への配慮から生まれました。
地域住民や関係団体が協力し、埋め立て計画の撤回や縮小を求める運動が行われ、埋め立て反対運動の一つに「ポートフェスティバル」を開催。
これは、若者グループが中心となり、野外マーケットやライブなどを開催し、多くの人たちで盛り上がりました。
その後、数十年に及んだ埋め立て論争の末に、1986年(昭和61年)に小樽運河は一部埋め立てられます。
運河の幅の半分が道路となり、散策路などが整備され、現在のような、水辺の倉庫群と運河並び立つ、情緒ある景観で知られる観光地として整備されました。
小樽運河の特徴と魅力
小樽運河周辺は、昔の建物や街並みが残るレトロな雰囲気と美しい景観が魅力です。
運河にはレンガ造りの歴史的建造物や倉庫が並び、その風情が残っています。
また、夜にはライトアップがされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
小樽運河周辺では、散策やショッピング、グルメなどを楽しむことができるほか、ガラス工芸や陶芸、絵画など多くのギャラリーやアンティークショップが点在。
また、おしゃれなカフェやレストランも多数あります。
散策途中で、一息つきながらスイーツを楽しんだり、地元の海鮮料理を味わったりすることができます。
窓側から運河の景色を眺めながら食事をするなど、贅沢な時間を過ごすのも良いでしょう。
そのほか、小樽は洋菓子の街としても有名です。ルタオ(LeTAO)をはじめ運河周辺には多くの洋菓子店があります。
美味しいケーキやチョコレート、クッキーなどを楽しめます。
さらには、雑貨店や工芸品店も多数あります。
地元の職人による手作り雑貨や工芸品、ガラス製品など見つけることができるので、お土産や自分へのプレゼントに選ぶこともできます。
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小樽運河周辺の観光スポット
レトロな雰囲気が漂う小樽運河周辺には、素敵な観光スポットとが多数あります。ここでは、小樽運河クルーズとオルゴール堂について紹介します。
小樽運河クルーズの魅力と楽しみ方
小樽運河クルーズは、レンガ造りの歴史的な建物や風情溢れる景観を、クルーズ船から眺めることができます。
時間を忘れて、ゆったりとした雰囲気で40分間のクルーズを楽しめることでしょう。
また、ガイドの説明がありますので、小樽の歴史や名所について詳しく知ることができます。
運河クルーズは、デイクルーズとナイトクルーズがあります。
ナイトクルーズでは、ガス灯や建物からの明かりが水面に映り、カップルや恋人同士にとって、ロマンティックな体験となるでしょう。
運河沿いには、歴史的建造物をはじめ、写真映えするスポットがたくさんあります。クルーズ船からの景色や運河にかかる橋など、思い出に残る写真を残る機会に恵まれます。
小樽運河クルーズは、季節によって景色が変化するのも魅力の一つです。
季節ごとの風景を楽しむことができます。
また、小樽運河クルーズでは、チャーター(貸し切り)クルーズの利用も可能です。団体やグループだけでなく、お誕生日や結婚記念日のイベントなど、自分たちだけのプライベートな機会に利用するのに最適です。
小樽クルーズの詳細や予約は公式ページからご確認ください。
会社名 | 合同会社小樽カナルボート |
住所 | 〒047-0007 北海道小樽市港町5-4 |
℡ | 0134-31-1733 |
HP | https://otaru.cc/ |
アクセス | JR小樽駅から徒歩約10分 |
小樽オルゴール堂
小樽オルゴール堂本館は、小樽の観光スポットの中心部でもあるメルヘン交差点の一角に位置し、その美しい外観が、目を引きます。建物自体は、1912年(明治45年)に建てられた連瓦造りで、元々は、旧共成(株)という北海道で有数の精米会社が所有する建物でした。
オルゴール堂の中には、数多くのオルゴールが展示されています。その美しい音色が響き渡ります。
オルゴールの種類はさまざまで、クラシックからJポップまで幅広い音楽を楽しめます。
また、小樽オルゴール堂では、オルゴールの手作り制作体験もできます。
オリジナルベースでの種類や曲目、飾り付け小物など、本格的なオルゴールの組み立て体験ができるほか、オリジナルデザインのガラス工芸ができるなど、家族や友人と一緒に楽しめます。
また、オルゴール堂内には、オルゴール関連のグッズやギフトショップもあります。
特に、出産、入学、卒業、退職、結婚、還暦などの機会にギフトとしてオーダーメイドオルゴールなどの制作も行っていますので、大切な人への最適な贈り物としても喜ばれます。
店名 | オルゴール堂本館 |
住所 | 小樽市住吉町4番1号 |
℡ | 0134-22-1108 |
HP | https://www.otaru-orgel.co.jp/ |
アクセス | JP南小樽駅から徒歩約6分 |
小樽運河周辺のオススメグルメスポット3選
ここでは、小樽運河周辺の海鮮丼を食べられるグルメスポットを紹介します。
1.「食堂 味処たけだ」
「食堂 味処たけだ」は、小樽三角市場内にある、創業から50年以上の歴史をもつ「武田鮮魚店」の直営の食事処です。
小樽三角市場は、小樽駅から徒歩3分ほどの所にあります。三角市場の中でも、海鮮丼をいち早くとり入れたと言われています。
本店である「武田鮮魚店」のすぐ向かいに食堂を構えていますので、新鮮な海産物と豊富なメニューが揃っています。
店名 | 味処たけだ |
住所 | 北海道小樽市稲穂3丁目10-16三角市場 |
℡ | 0134-22-9652 |
営業時間 | 7時~16時(元旦のみ休業) |
HP | http://otaru-takeda.com/aji_new.html |
2.「北のどんぶり屋 滝波食堂」
小樽三角市場滝波商店が直営している「北のどんぶり屋 滝波商店」のおすすめメニューの一つは、「元祖わがまま丼」です。
新鮮なネタの10種類の中からお好みのネタ3品から4品選んで、「わがまま」どんぶりを楽しめます。
滝波食堂は魚屋の直営店なので、新鮮さとおいしさに自信があります。
店名 | 北のどんぶり屋 滝波食堂 |
住所 | 北海道小樽市稲穂3丁目10-16三角市場 |
℡ | 0134-23-1426(滝波商店内) |
営業時間 | 8時~17時(元旦のみ休業) |
HP | https://otaru-takinami.com/fr/5 |
3.「小樽ポセイ丼 堺町総本店」
小樽ポセイ丼は、小樽運河周辺の堺町通り商店街にある、海鮮丼屋です。
「ポセイ丼」とは、1973年に放送された人気アニメ「バビル2世」に登場するキャラクターの「ポセイドン」から名付けられた店名です。
そして、看板メニューは「ポセイ丼」です。
新鮮な海の幸がたっぷりと盛られた海鮮丼で、人気No1です。そのボリュームとおいしさは絶品。
豪快な盛り付けで、北海道新聞社主催「これ食べたい大賞」を2年連続受賞しています。
店名 | 小樽ポセイ丼 堺町総本店 |
住所 | 北海道小樽市堺町4-9 |
℡ | 0134-61-1478 |
営業時間 | 11時~21時(L.O 20:15) |
HP | http://www.otaru-poseidon.jp/ |
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小樽運河竣工100周年記念イベント
2023年は、小樽運河竣工100周年を記念し、さまざまなイベントが、盛大に開催されます。
ここでは、簡単な概要と日程を紹介します。
オタルオータムフェス2023
オタルオータムフェス2023は、小樽運河誕生100周年記念のメインとなるイベントで、日銀通りや子供広場では、ステージや飲食店の出店が並び、ライブ演奏やダンスなどが披露されます。
日程 2023年9月16日~18日
北運河ナイトマーケットYummy市
北運河散策路において、北海道のおいしい「食」が集まる夜の闇市「Yummy市」が開催されます。
日程 9月8日~10月15日までの金土日祝の計20日間
運河イルミネーション
小樽周辺において、約100日間、小樽運河がライトアップされます。
日程 9月16日~12月27日
ナゾトキ!小樽運河に隠された秘密
高校生が日本遺産をテーマに、謎解きイベントを開催します。
日程 10月中旬
そのほか、関連イベントが計画中です。
【お問い合わせ先】
小樽運河100年プロジェクト実行委員会
〒047-0007 小樽市港町4番3号(小樽観光協会 内)
TEL 0134-33-2510 FAX 0134-23-0522
MAIL otaru.next100@gmail.com
HP https://otaru-canal.jp/100th/
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小樽雪あかりの路
小樽雪あかりの道は、毎年2月に開催され、数日間にわたって行われる冬のイベントです。
小樽の街並みを、無数のスノーキャンドルをが街中を装飾し、雪に照らされた幻想的な景色が広がります。
メイン会場は、旧国鉄手宮線と小樽運河で、小樽運河は、浅草橋から中央線までのエリアを運河会場Aとし、運河の水面には200個の美しい「浮き球キャンドル」が浮かび、散策路は幻想的なスノーキャンドルで照らされます。
2023年2月に開催された「第25回小樽雪あかりの路」はメイン会場を小樽運河周辺に集約された形で開催されました。
第26回は2024年2月10~17日の8日間と開催日程は決定しています。
詳細は近くになりましたら情報が順次追加されてきます。
最後に
今回は、小樽運河について紹介しました。
小樽運河は、歴史と風情が醸し出す素晴らしい観光スポットです。
レトロな雰囲気と美しい景観、新鮮な海の幸を堪能し、散策やショッピング、イベントなどさまざまな楽しみ方があります。
ぜひ訪れて、小樽運河の魅力を体験してください。
また、別のページでは、小樽の観光スポットとして、おたる水族館を紹介していますので、合わせてお読みください。
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