北海道小樽市は、豊富な海の幸が自慢の観光名所です。その中でも特に注目されるのが、春と秋に漁獲される「シャコ」です。
この記事では、シャコの時期や食べ方、待ち遠しい「しゃこ祭り2023の情報」、そして絶品のシャコ丼について徹底解説します。北海道の海の恵みを堪能するなら、小樽のシャコは外せません。旅行やグルメ計画の参考にしてみてください。
正式な通知は、まだありませんが、2023年のシャコ祭りは開催されないようです。シャコ祭りは例年11月第2週の土日開催ですが、11月6日（月）時点で、開催する様子がない様です。
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シャコについての基本情報
シャコ（蝦蛄）は、甲殻類でシャコ科に属する節足動物の1種です。
ここではシャコの特徴や生態、生息地について解説します。
シャコの特徴や生態について
シャコは肉食性であり、小魚やイソメやゴカイなどを食べることで知られています。
シャコは、非常にどう猛で攻撃的な性格を持ちます。
その攻撃力を支えているのが、「鋭い鎌」です。
シャコはこの鎌を使って、貝殻なども割ることができ、捕食します。
また、脚力についても、驚くべきものがあります。
水槽で飼育する場合には、その活発な動きで、ガラス製の水槽が割れてしまうこともあるほどの。パワフルな足を持っています。
シャコの生息地
シャコは、北海道から台湾や中国北部沿岸にかけて広範に分布しています。
シャコは、内湾（ないわん）の水深が10ｍ～30ｍ程度の泥底に、浅いＵ字型の穴を自ら掘って、この穴の中に身を潜め、暮らしています。
小樽のシャコ旬の時期や特徴、漁獲方法
小樽のシャコの旬の時期と、どのように漁獲されるのか、その方法について解説します。
小樽のシャコの旬の時期と特徴
小樽のシャコの漁期は、春が４月～６月、秋は10月～12月と年に２回あります。
小樽のシャコは、大きく甘みがあり、一般的なシャコは約８ｃｍ程度の大きさですが、小樽産の雄はなんと20ｃｍほどの大型サイズを誇ります。
また、シャコの雌はオレンジ色の卵を持っています。
その食感は、コリコリとした特徴があります。
春のシャコのオレンジ色の卵は、産卵前の熟した卵として知られており、春シーズンに捕れる子持ちシャコとして楽しまれます。また、雄は卵に栄養分を取られていない分、身がおいしい。
秋のシャコは、脱皮を終えたシャコの身が引き締まり、独特の食感が味わえます。
この時期に捕れるシャコは、特に身がおいしくなっています。
小樽のシャコの漁獲方法
小樽のシャコ漁には刺し網が使われています。
海底の泥の中で暮らすシャコが顔を出すと、あらかじめ海底に設置した網にかかる仕組みです。
海が荒れて海底が濁るほど、シャコはよく顔を出す傾向があります。
そのため、漁のタイミグは、海が荒れた翌朝が最適なのです。
漁師たちは、「かぎ」と呼ばれる先がＬ字型の道具を使って、刺し網からシャコを丁寧に外します。
シャコは雌と雄に分けられ、新鮮な状態でゆでられます。
調理の際には、味を引き出すために塩加減が非常に重要なんです。
シャコの食べ方と剥（む）き方
シャコの食べ方
シンプルに茹でたシャコを食べるのが一般的です。
シャコは生きたまま茹でてしまうがおいしい状態を維持します。
浜ゆでが最高です。
シャコの殻の剥（む）き方
茹でたシャコを食べるには、シャコの殻をむかなくてはなりません。
このむき方にコツがいります。
シャコをハサミで両脇を切り落として、頭をハサミで切り落として、尾をＶの字に切り落とします。
次に両脇を切り落とし、腹側の殻を尾の方から手でむきます。
シャコの剥き方動画
小樽の老舗のお寿司屋 おたる政寿司の三代目が、シャコの剥き方の動画をYouTubeで公開していますので、ご参考ください。
小樽市内でシャコを購入できる市場
【南樽市場】
「南樽市場」は、小樽市民の台所として、新鮮な魚や海産物、食材のほか、北海道の旬な食材が対面で販売されている地元に愛されている市場です。
- 住所：北海道小樽市新富町１２−１
- ℡：0134-23-0722（事務局）9:00～17:00
- アクセス：ＪＲ南小樽駅徒歩５分
- URL：http://www.nantaruichiba.or.jp/index.html
【新南樽市場】
「新南樽市場」は、1999年にオープンし、約25の店舗が立ち並ぶ生鮮食品市場です。特に、新鮮な魚介類は地元でも人気で、多くの観光客が訪れています。
- 住所：北海道小樽市築港８番１１号
- ℡： 0134-27-5068 (事務局)
- アクセス：ＪＲ小樽築港駅徒歩13分
- URL：https://www.shin-nantaru.com/
小樽でシャコ丼を食べられるお店２選
シャコ丼は、シャコ好きにはたまらない海鮮丼の一つです。
観光旅行に小樽に来たら、ランチなどで楽しみたいと思う人も多いことでしょう。
シャコの身を主役に、新鮮なネタや海産物を盛り付けた贅沢な丼ぶりです。
シャコは漁獲時期が決まっているため、その時のお店の企画や、旅行雑誌などのコラボ企画としてやっている場合があります。
過去に、期間限定、数量限定でシャコ丼を提供していたことがある２店舗を紹介します。
【おたる蝦夷屋（えぞや）】
- 住所：北海道小樽市堺町2-22
- ℡：0134-23-9727
- URL：https://www.otaruezoya.com/home
【小樽ポセイ丼】
- 住所：北海道小樽市堺町4-9
- ℡：0134-61-1478
- URL：http://www.otaru-poseidon.jp/
小樽シャコ関連のイベント「2023小樽しゃこ祭り」
小樽市内で開催されるシャコに関連したイベントを紹介します。
小樽のシャコのブランド化と知名度アップを目的として、シャコの味覚を堪能してもらうために例年11月に開催されているのが、「小樽しゃこ祭り」です。
小樽の秋シャコ漁の最盛期に楽しむことができる、「浜ゆでシャコ」や「シャコ汁」の実演販売が実施されます。
【小樽しゃこ祭り2023】
- 開催日程 2023年のシャコは祭りは開催されない可能性が高いです。
- 会場 おたるマリン広場
- 住所 北海道小樽市港町５番
- 交通アクセス 小樽駅から徒歩約15分
- 主催：小樽しゃこ祭実行委員会、小樽市漁業協同組合
- お問合せ：0134-22-3721／小樽しゃこ祭事務局(小樽市漁業協同組合内)
ここ数年、コロナ禍により開催中止となっていた「小樽しゃこ祭り」の2023年の開催動向は、小樽市漁業協同組合のホームページで、時期が近づきましたら、お知らせがあります。
正式通知はないですが、2023年の「小樽しゃこ祭り」は開催されない可能性が高いです。
小樽市漁業協同組合イベントのページ：http://jf-otaru.jp/event/
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小樽しゃこ祭りの様子
小樽ジャーナルTVでは、2018年11月に開催された第11回小樽しゃこ祭りの様子が、YouTubeで公開していましたので、紹介します。
小樽産シャコの通販
小樽産シャコは、ネット通販のamazonや楽天でも販売されています。
なかなか小樽に来ることができなくても、おいしいシャコを味わうことができますので、お取り寄せしてみることをオススメします。
最後に
今回は、小樽の「シャコ」について徹底解説しました。
小樽のシャコは春と秋の期間でしか味わえない貴重な海産物です。小樽に訪れる際には、シャコの時期に合わせて訪問し、その魅力を存分に味わってください。