2023年6月3日、4日に開催される「おたる祝津ニシン・おタテ祭り」は、小樽市の恒例イベント「おたる祝津にしん群来(くき)祭り」と、2022年秋に初開催された「おタテ祭り」が統合リニューアルされた一大イベントです。
本記事では、この統合リニューアルの背景、イベント内容、さらには周辺の観光スポットについて詳しく解説します。
イベント参加を検討中の方は、ぜひこの記事を参考にご計画を立ててみてください!
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小樽祝津にしん群来祭りとは
群来(くき)とは、にしんが大群で産卵のために押し寄せ、産卵や放精によって海の色が乳白色になる現象のことを言います。
小樽市・祝津はかつてニシン漁で栄え、その歴史や文化、特産品を広く知ってもらいたいという地元のまちづくり団体「おたる祝津たなげ会」によって第1回「小樽祝津にしん群来祭り」が開催され、2022年まで12回続いてきました。
2022小樽祝津にしん群来まつりの様子
2022年6月に開催された、小樽祝津にしん群来まつりの様子が、小樽ジャーナルのYouTubeチャンネルで動画アップされていましたので、紹介します。
おタテ祭りとは
2021年(令和3年)小樽祝津産ホタテを「おタテ」と名付け、ブランド化を目指すプロジェクトが始動しました。
このプロジェクトは、観光庁の「地域の観光の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の採択を受け、小樽市と祝津漁協が中心となって実施されます。
このプロジェクトでは、ホタテの養殖漁業者や漁協、小樽市、観光関係者などが連携し、ホタテの魅力を広く発信していくための様々なイベントやプロモーションを展開いきます。
その一環として、2022年9月に1回「おタテ祭り」が開催されました。
2022おタテ祭りの様子
2022年9月に開催された第1回おタテ祭りの様子が、小樽ジャーナルのYouTubeチャネルで動画がアップされていましので、ここで紹介します。
統合リニューアルへの経過
「おたる祝津にしん群来祭り」は2008年6月に第1回目が開催され、これまで12回続いてきました。
このイベントでは、ニシンの炭焼きが無料で提供されるとして、広く知られるようになりました。
「おタテ祭り」は、小樽産ホタテをもじって名付けられたイベントで、2022年9月に初めて開催され、ホタテ丼ややきそばなどの独自メニューが販売されました。
この二つのイベントは、ほどんと同じメンバーからなる地元漁業者が主催する実行委員会によって運営されています。
しかし、実行委員やボランティアの方々が高齢化しているため、年に複数回のイベント開催が難しくなってきました。
そのため、祭りを統一することに決定しました。
「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」の概要
開催日 2023年6月3日(土)、4日(日)
時間 両日 午前10時~午後4時
場所 小樽祝津3(おたる水族館下)
主 催 おたる祝津にしん・おタテ祭り2023 実行委員会
小樽祝津にしん・おタテ祭りのイベント内容
ニシンやホタテの炭火焼きほか。
これまで人気を集めた「にしん群来祭り」では、両日で1,000匹が無料で提供されるニシンの炭焼きがありましたが、今回から有料化され、1匹300円となります。
ニシンの魚価は、豊漁により安定していますが、炭のコストがニシンの3倍近くかかるため、無料提供は中止となりました。
一方、「おタテまつり」で好評だった炭火焼きは1個200円から値上げされて1個300円になりますが、前回の2.5倍にあたる4,000個を2日分として用意する予定です。
【統合リニューアル後の料金】
2022年 | 2023年 | |
にしん | 無料 | 300円 |
ホタテ | 200円 | 300円 |
そのほか、祝津産魚貝類の直売や手のひらカレイ、おタテ稚貝の詰め放題、各地からキッチンカー 6台が集まり、おタテオリジナルメニューを提供します。
また、体験コーナーでは、「ホタテ釣り体験」やホタテむき&ウニむき 食育体験」などが楽しめます。
事前申し込みが必要ですが、にしん御殿旧青山別邸もコースに入っている、「祝津鰊番屋めぐりツアー」など企画されています。
また、無料駐車スペースが拡大されます。
詳細は、小樽祝津の観光ポータルサイトで確認できます。
小樽祝津周辺の観光スポットの紹介
ここでは、「おたる祝津にしん・おタテ祭り2023」の開催場所となる周辺の観光スポットを紹介します。
小樽市鰊(にしん)御殿(北海道有形文化財)
小樽市鰊御殿は、積丹の泊村に1897年(明治30年)に建てられたものを、1958年(昭和33年)に、祝津の高台に移築復元されました。
1897年 鰊御殿は北海道の西積丹地域にある古宇郡泊村に建設。
1958年 北海道炭鉱汽船株式会社が創立70周年を迎えた際に、小樽市に移築・復元。(移築後、小樽市に寄贈される)
1960年「北海道有形文化財に新漁場建築」として指定。
館内では、にしん漁やにしんの加工に使用された道具や、番屋で生活していた人々の生活用具や写真などが展示。当時の作業スタイルを実際に体験することもできる。
- 施設名 小樽鰊御殿
- 住 所 小樽市祝津3丁目228番地
- 電 話 0134-22-1038
おたる水族館
小樽水族館は、北海道小樽市祝津にある水族館です。
1958年に北海道大博覧会の「海の会場」として建設され、翌年の1959年に開業しました。
ニセコ積丹小樽海岸国定公園内に位置し、日本海の魚介類を中心に約250種、5,000点の海洋生物を飼育しています。
水族館は、本館、イルカスタジアム、海獣公園、小樽祝津マリンランドの4つのエリアに分かれています。
本館では、魚介類のほか、アシカやペンギンなどの海獣も展示されています。
イルカスタジアムでは、イルカやアシカのショーが楽しむことができます。
海獣公園では、トドやアザラシのショーを見ることができます。
小樽祝津マリンランドは遊園地で、観覧車やチェーンタワー、バッテリーカーなどのアトラクションがあります。
イルカやアシカのショー、海獣の展示、遊園地など、家族連れにおすすめの水族館です。
- 施設名 おたる水族館
- 住所北海道小樽市祝津3丁目303
- TEL 0134-33-1400
- FAX 0134-33-54
- URL https://otaru-aq.jp/
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小樽貴賓館(旧青山別邸)
旧青山別邸は、北海道小樽市祝津にある歴史的建造物です。
1917年(大正6年)に、ニシン漁で財を成した青山家の三代目娘、政恵が、山形県酒田市の本間邸を参考に建てた別荘です。2010年(平成21年)に国の登録有形文化財に指定されました。
別邸は約1500坪の敷地内に建てられ、木造2階建て、建坪は190坪です。家屋の中には6畳から15畳の部屋が18室あり、それぞれに趣が異なります。また、庭園も美しく、四季折々の花々が楽しめます。
旧青山別邸は、往時の豪華さと贅沢さを今に伝える貴重な建造物です。
現在は、レストランや結婚式場として利用されています。
小樽貴賓館はお食事もできます。
小樽貴賓館は、当時の豪華さと贅沢さを、今に伝える貴重な建造物です。
現在は、レストランとして利用されており、新鮮な海の幸、旬の素材を使った料理を提供しています。
また、庭園も一般公開されており、散策や休憩にも最適です。
- 施設名 にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)
- 住所北海道小樽市祝津3丁目63
- TEL 0134-24-0024
- FAX 0134-24-3790
- URL http://www.otaru-kihinkan.jp/
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最後に
今回は、「おたる祝津ニシン・おタテ祭り」について紹介しました。
小樽は運河や街並みだけでなく、ニシン漁でも有名な街で、ホタテもとてもおいしいです。小樽ならではのおいしいグルメを満喫しに行きましょう。
また別のページでは、7月に開催される「おたる潮まつり」についても紹介していますので、合わせてお読みください。
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